彼氏に好きな人がいなかった話。③
彼に衝撃的な一言を告げられて、わたしは思った。
『世界って広い。』
今までの半年間わたしは一体なにを見てたのだろう。
ちなみに彼についてだが、彼は183センチの高身長ながら、とても穏やかで、
高校時代はサッカー部、今はギターに情熱を注ぐ普通の男の子であった。
外見も整った部類だから、いままで恋愛関係がなかったとは思い辛い。
今更ながら彼という生態にますます気になるところが増えてきた。
ここまで彼に言われてしまったら、もはや最後だろうというという気持ちで、
いろいろ聞いてみることにした。
今まで避けて聞けなかったことなのに、なんだか腹割って話せた気がして皮肉である。
私「他に本当に好きな人がいる、ってわけじゃないんだよね?叶わないからって諦めてるとかさ」
彼「それは絶対にないよ!君が1番にすき、だけどその気持ちは周りの大事な人と変わらない。」
なんかガーーーン。
私「あなたが、LINEや電話が苦手なことを打ち明けてくれた時は嬉しかったよ。
恋愛以外を頑張っているところも理解できる。
私はただ、私と過ごす時間を大事にしてほしいと願ってるの。
忙しくて、理想と現実が一致しなくても構わない。
普段の生活の中で、私に会いたいとか、そういう風に感じることはないの?」
彼「うーーーん、そこらへんも申し訳ないけど、周りの人と変わらないんだ。」
なんか聞きたいことはいろいろあるが、私の「好き」と彼の「好き?」がかけ離れすぎてて、もう質問するのがかわいそうになってきた。
最後に一つ聞いてみた
私「君はどうしたい?どういう風なら付き合える、とかでもいいから聞かせてほしい。」
彼「そりゃそうだよね…。うーーーーーん」
でないんかーーーーい。